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色褪せない思い

あれからもう何年経っただろう
けれど思いは色褪せないままここに
いつもより肌寒い日国道沿いの書店で
わたしの手を振り切って走り去った
今繋いでいるこの掌の温もりを
ただ信じることができないのは
あの光景が鮮やかなままだからかも知れない
あなたの横顔を勇気もなく見つめているだけで
どうしても前に進めない

ねえ、この川はただ滔々と流れていくだけ
わたしたちこのままでいいのかな
行き先もないままただ流されていくだけ
それだけでいいのかな
並んで歩くわたしの泪に気づかない
触れている手が震えていることさえ知らない
不安な気持ちと同じように
あなたを好きだと思うその気持ちも
あの頃のまま色褪せてないこと
切ないけれどきっと一番あなたが気づいていないこと

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